はじめに
アクアリウムを始めるとよく耳にするのが、「CO2添加」と「エアレーション(エアポンプ)」という2つのキーワードです。そして、Googleなどで検索すると多くの人が疑問に思っているのが、
CO2添加とエアレーションは同時にしてもいいの?
ということ。
結論から言うと、基本的にはNGです。
この記事では、CO2とエアレーションの関係性についてわかりやすく解説しながら、よくあるQ&Aに答え、さらにスマートプラグを使って簡単に自動制御する方法まで紹介します。
CO2添加とは?

水草水槽でCO2添加が必要な理由は、
- 水草の光合成を促す
- 成長を早める
- 色つやがよくなる
といった効果があるからです。
光合成は「光+二酸化炭素+水」から酸素と栄養を作り出す働きです。水草は昼間に光合成を行うため、照明と同じタイミングでCO2を添加するのが基本です。
エアレーションとは?

エアレーションは、エアポンプなどで水中に空気を送り、
- 水中の酸素を増やす
- 水の対流を促す
- バクテリアの活動を助ける
などの効果があります。
特に夜間は水草が光合成を止め、酸素を消費する側になるため、夜のエアレーションは生体にとって非常に重要になります。
「CO2添加とエアレーションは同時NG」の理由
CO2を水槽に添加している間にエアレーションをすると、
せっかく添加したCO2がエアレーションの気泡で逃げてしまう
のです。
つまり、CO2が水中に溶け込む前に空気中に飛ばされてしまい、効率が非常に悪くなってしまうということ。
【例えるなら】
冷房をつけながら窓を全開にしているようなもの。電気代はかかるのに冷えない、という状態と同じです。
よくあるQ&A
Q1:同時に使ってもダメなの?
A:厳密に言えば絶対にダメというわけではありませんが、CO2の無駄が非常に多くなり、効果が薄れます。
Q2:どうしてもエアレーションを止められない場合は?
A:CO2ストーン(微細な気泡を出すディフューザー)や、水流を工夫して溶解効率を高めればある程度は両立できますが、それでもロスは発生します。
Q3:CO2中毒になるって本当?
A:過剰にCO2を添加し、酸素不足になると魚が苦しみます。日中(照明をつけている時)だけCO2を添加し、夜間(照明をつけていない時)はエアレーションで酸素を補うのが基本の対策です。
理想的なスケジュール
時間帯 | CO2 | エアレーション |
---|---|---|
朝8時〜夕方18時 | ON | OFF |
夕方18時〜翌朝8時 | OFF | ON |
このように昼夜で切り替えるのが最も自然で、効率的な管理方法です。
また夜に照明をつけたい場合は上記図の逆設定をしてあげるといいですよ。
でも、毎日ON/OFFを手でやるのは面倒…
そう思ったあなたには、スマートプラグの導入をおすすめします。
使って便利!スマートプラグとは

スマートプラグとは、スマホのアプリやWi-Fiを使って電源を遠隔操作できるコンセントのことです。
特におすすめなのが、以下の記事で紹介した
👉 水槽タイマースマートプラグがあれば照明・CO2管理もラクラク!ON/OFF作業から完全解放! – よんふぁみ
このスマート電源タップを使えば、
- 時間でCO2のON/OFFを自動化
- エアレーションも夜間だけ動かす
- アプリでいつでも遠隔確認
が可能になります。
特に初心者ほど、時間管理にミスが起こりやすいので、ミス防止・魚の安全確保にもつながります。
導入のポイントと注意点
- コンセントの数を確保:CO2・照明・エアポンプなど複数の機器を管理できるモデルを選ぶ
- Wi-Fi環境の確認:多くのスマートプラグは2.4GHz帯のWi-Fi対応のみ
- 防水対策:水槽周りに設置する際は防滴カバーも検討
まとめ:CO2とエアレーションは切り替えが基本!
- CO2添加とエアレーションの同時使用はNG(CO2が無駄になる)
- 昼間はCO2添加、夜間はエアレーションが基本スタイル
- 手動の切り替えは面倒なので、スマートプラグで自動化が◎
魚も水草も快適に、そして管理もラクにしたい方は、
👉【関連】水槽タイマースマートプラグがあれば照明・CO2管理もラクラク!ON/OFF作業から完全解放! – よんふぁみ
もぜひご覧ください。
あなたのアクアリウムを、もっとスマートに!
水草も魚もイキイキ育つ環境を、スマートな管理で手に入れましょう。
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